皆様こんにちは。
岡山県倉敷市にて着付け塾を主宰しております古谷野貢(コヤノミツグ)です。
全国で衣裳方として各流派日本舞踊会を中心に活動する傍ら、現代の衣裳(振袖、婚礼衣裳、訪問着など)の着付師としても活動しております。
2023年からは「きつけ塾こやの」を主宰し、現場を飛び回りながら磨いた実践的な技術を、余す事なくお伝えしております。
本日は、現在開講している振袖専門講座より、受講されている生徒さんとのエピソードをひとつご紹介いたします。
美容院経営の方からの一本のお問い合わせ
今春、ホームページよりお問い合わせをいただいたのは、美容院を経営されている方。
「これまで自分が行ってきた着付けを、もう一度根本から見直したい」とのお話でした。
ご本人も長年、現場で着付けをされてきた方ですが、改めてご自身の技術をブラッシュアップしたいという真摯な想いをお持ちでした。
着付けの“理(ことわり)”から伝えるレッスン

実際にお会いし、私の着付けの流れ——補整の段階からお見せしたところ、こんな言葉をいただきました。
「この着付けを学びたいです」
そのお声を受けて、今年6月より振袖専門講座をスタート。
私のレッスンでは、紐の締め方ひとつにしても、なぜこの締め方なのか、着姿にどう影響するのか、といった「理由」までをしっかり理解していただくことを大切にしています。
2025.05.26
着付け師の私がようやく見つけた ”キモノの補整”の正解に出会うまで
皆様こんにちは。岡山県倉敷市にて着付け塾を主宰しております古谷野貢(コヤノミツグ)です。 全国で衣裳方として各流派日本舞踊...
帯の“後ろ姿”より大切なこと
レッスン4回目の日、帯の締め方について、手順を追いながら丁寧に進めていきました。
一通り終えたあと、生徒さんからこんな感想をいただきました。
先生のやり方、まったく無駄がないですね……」
嬉しいひと言でした。
帯結びというと、つい「華やかな後ろ姿」ばかりに注目されがちですが、
本当に大切なのは、そこに至るまでの「帯の巻き方」と「締め方」なのです。
着付けは、目に見えないところにこそ技がある
着付けには、見た目では伝わらない繊細な部分がたくさんあります。
実は、“着姿の心地よさ”を決めるのは、目に見えないところの工夫や理解なのです。

たとえば、紐の位置や締め具合、補整の入れ方。
ほんの少しの差が、「楽なのにしっかり着られている」という状態を作ります。
大切なのは“気を配るべき場所”を間違えないこと
だからこそ大切なのは、どこに気を配り、どこは力を抜くべきかを見極めること。
それを間違えないよう、丁寧に伝えるのが私の役目でもあります。
この本質に気づいてくださったとき、
着付けの面白さや奥深さを一緒に感じていただけることが、何よりの喜びです。
2023.06.01
着付師コヤノが着付けを今も学び続ける理由
皆様こんにちは。着付師のコヤノミツグです。当ページへのご訪問ありがとうございます 全国で衣裳方として各流派日本舞踊会を中心に活動する...
学びは、深化していくもの

美容師さんとして、普段から現場で活躍されている方が「今だからこそ学び直したい」とお越しくださることは、指導者として本当にありがたいことです。
学びにゴールはありません。
私自身も、今なお現場で学び続けている身です。
今後も、必要としてくださる方へ、必要な技術と知識をお伝えできるよう、研鑽を重ねてまいります。
2023.11.18
きつけ塾こやの
きつけ塾こやのでは日本舞踊専門着付け、花嫁衣装着付け、振袖着付け、留袖・附下着付け講座を初心者からプロ志望の方まで、個人のレベルに合わせて丁...
振袖着付けの本質を学びたい方へ
振袖の着付けにおいて、単に形を整えるだけでなく、「なぜこの着せ方なのか」「どう締めるべきなのか」
その背景にある“理(ことわり)”を理解して着せることができている着付師が、どれほどいるでしょうか。
振袖は、見た目の華やかさだけでなく、着る人の内側からにじみ出るような品と美しさを引き出せるキモノです。
そのためには、身体のライン・補整・帯の高さ・締めの強さ……すべてに理由があることを理解した着付けが必要です。
“なんとなく”の着付けでは決して辿り着けない、気品ある振袖姿を仕上げるための技術と感覚を、この講座では丁寧にお伝えしています。
本気で振袖の着付けを見直したい方、技術と理を両立させた着付けを学びたい方は
ぜひ、お気軽に公式ライン、又はお問い合わせフォームにて一度ご相談ください。

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